緊張と感動の宇都宮出張
- Akihiro Arakawa
- 1 日前
- 読了時間: 4分
今日はいよいよ、宇都宮で行われる日視連関東ブロック大会にて、基調講演を行う日です。
緊張して眠れるかなと思っていましたが、やはり2時過ぎに目が覚めてしまい、そこからは眠ることができませんでした。とはいえ起きるには早すぎるため、オーディオブックなどを聴きながら時間をつぶし、4時過ぎに起床しました。
早速、ジジ君のご飯とトイレを済ませ、その後、今日のリハーサルを実施。家にいてもどこか落ち着かず、妙な緊張感が続いていました。
宇都宮に一人で行くこと、そして350人の前で話をすること、この二つが重なり、独特の緊張感があったのだと思います。
かおりちゃんが「池袋まで送っていこうか」と言ってくれましたが、今日はああちゃんの退院の日。そちらのほうが何より大切です。そこで、私とジジ君は予定どおり、一人と一匹で自宅を出発しました。
池袋までは順調。あとは電車に乗るだけです。ホームで誘導をお願いしようかとも思いましたが、池袋ですし、宇都宮もそれなりに分かっている駅なので、今回は頼まずに電車を待つことにしました。それにメトロポリタン改札は無人になってしまったので、誘導を頼んでも時間がかかるだろうなあと思ったのも頼まなかった理由です。
すると、湘南新宿ラインが20分遅れとのアナウンス。この電車で行くことは先方に伝えてあったため、新幹線にするか、赤羽に出て上野東京ラインに乗り換えるか迷いましたが、20分程度の遅れなら無理をせず、そのまま行ったほうが安全だろうと判断しました。先方に連絡を入れ、落ち着いて電車を待つことにしました。
予定どおり電車は20分遅れで入線しましたが、ホームで一人待つ時間は、やはりなかなかつらいものがありました。
電車に乗ると、ジジ君がすぐに空いている座席を探してくれたおかげで、無事に座ることができました。あとは宇都宮まで、ゆっくり揺られていくだけです。途中で今日の講演内容をおさらいし、「これで準備万端」と気持ちを整えました。
小金井駅で突然、「アラカワさんですか?」と声をかけられ、びっくり。宇都宮線は小金井止まりの電車があるため、そこから乗り換えてきた方だと思います。その方と少しお話ししたことで、緊張も和らぎました。
宇都宮駅のホームに降りて、さらにびっくり。とにかく人が多いのです。本来は駅構内でジジ君のトイレを済ませる予定でしたが、これは断念。「駅の誘導をお願いしておけばよかったな」と、ちょびっとだけ後悔しました。
改札を出ようとすると、どれも自動改札で切符が通せず、有人改札を探してようやく外へ。迎えに来てくださる先生も弱視のため、この人混みでは大変だろうと思い、携帯で連絡を取り、無事に合流できたときは本当にほっとしました。
その後は昼食、コーヒータイムと、少しリラックスした時間が続き、いよいよ会場へ。会場は最近できたという、駅直結の素晴らしい施設でした。中に入るとすでに多くの方が集まっていて、「この中で講演をするのか」と、改めて緊張が高まりました。
開会式が終わり、いよいよ私の基調講演の番です。
最初は、メモに書いたはずの内容が頭の中でうまく回らず、何を話していいのか分からなくなりました。しかし、つまらないジョークなどを交えているうちに、次第に自分自身もリラックスし、後半はスムーズに話すことができました。時間どおりに、自分の思いをしっかり伝えられたと思います。
講演後、控室で雑談をしていると、「ぜひ会いたい」と何人かの方が訪ねてきてくださいました。その中で一番驚いたのは、私が小学生時代からサポートしていた方が来てくれたことです。名前を聞いて「えっ」と思い、まさかとは思いましたが、確かに名前を覚えているほどよく知っている方でした。声はまったく違っていましたが、それでも懐かしさが込み上げ、訪ねてきてくださったことに、心から感動しました。
ちなみに、今日の演題は
「視覚障害者はこれからのデジタル社会とどう関わっていくか
デジタルスキルが「第2の白杖」になる日」
〜
というテーマでした。
帰りも先生が駅まで送ってくださり、電車の座席まで案内してくれました。これで一安心。座席に座ると、どっと疲れが出て、もう何もする気力が湧きません。
予定より少し早い18時に高田馬場で西武線に乗ろうとすると、今度は西武線でトラブル発生。「えっ、また電車が止まるの?」と思いましたが、こちらは2〜3分の遅れで動き出し、胸をなで下ろしました。
沼袋の駅までは香織ちゃんが迎えに来てくれて、さらに一安心。
アラッ! ジジ君と私の緊張した旅も、無事に終了です。
そして、あーちゃんも退院し、元気な声を聞くことができて、本当に素晴らしい一日となりました。
緊張や不安はありましたが、多くの方の支えと、思いがけない再会に恵まれた一日でした。こうした経験一つひとつが、次の一歩への大きな力になるのだと、改めて感じています。
私のような者を記帳講演に呼んでいただき改めて関係者に感謝します。
