日本の国は本当にユニバーサルな社会を目指しているのだろうか?
- Akihiro Arakawa
- 3 日前
- 読了時間: 2分
本日、ある会社の音声付きキッチンスケールが非課税製品になるという連絡を受けました。
このニュースを聞いた視覚障害者はきっと喜ぶと思います。10%の消費税を払わずに購入できるのだから当然ですね。
でも本当にそうなのでしょうか?
私は今の時代、それは少し違うのではないかと思ってしまうのはひねくれた考え方でしょうか?
非課税商品になるということは、特別な商品ということですね。
音声ガイダンスを付けるということは「特別な対応」であるということになりませんか?
体重計、血圧計、体温計、キッチンスケール。
上記は非課税商品です。しかし、他のメーカーや、同じメーカーの類似品や新製品には音声ガイダンスは付いていません。
今から10年前であればそれも仕方がないことだと思います。
音声チップを入れるだけでもかなりのコストになりますから。
でも、高齢化社会、ユニバーサルな社会、障害者差別解消法...。
そのようにいうのであれば、音声ガイダンスは近未来の社会では当たり前。だから当然消費税を取るべき。
これが本来、国が取るべき政策ではないでしょうか?
私は2013年に音声の体重計を購入しました。最近ネットで調べたら、体重計の寿命は3年から6年と書かれていたので、新しい体重計を購入しようと思いましたが、残念ながら音声ガイダンスの体重計は、2013年に買ったものと同じとのこと。
当然10年も経てば技術も変わっているし、正確性も変わっていると思います。
私は10年前の機種を買う気分にはなれず、結局Bluetooth対応の体重計を購入して、iPhoneで確認しています。
音声体重計を作っているメーカーは、当然音声を出す技術を持っています。
10年もあれば、その技術を一部の商品に展開することも可能かもしれません。
でも「特別な商品」ではコスト高になり、売れませんね。
量販店で音声の出る体重計だけを非課税にするのも大変ですね。
そんなことを思うと、国が新しい製品の普及を許可していないのでは、なんて思いたくもなります。