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視覚障害者の仕事の能力

私が最初に勤めた一般企業ではSEをしていました。

その当時、まだ画面などを読み上げてくれるパソコンはあまりありませんでした。更に、一般企業では汎用大型機やオフコンが主流の時代でした。

そのような中で開発の仕事をするために、私は「オプタコン」という機器を使用していました。

ピンが100本あり、画面や紙の情報がそのままピンに浮き出るという機械です。

ピン100本は、人差し指の第1・第2関節で感じて文字を判断します。

点字は6点で難しいというのに、こちらは100ピンですから更に大変です。

少し話が逸れてしまいました。

この機械を使って画面を読んだり紙を読んだりしていたため、同僚より物を読む速度は遅くても、プログラムを設計したり作成するという仕事は対等にできました。

見えないからできないという仕事は、当時の私の職場にはありませんでした。

それに対して、現在の視覚障害者の仕事の環境はどうでしょうか?

パソコンが扱えるかどうかが、仕事の能力を大きく左右する要素となっています。

そして、見逃してはいけないことは、以前のブログに書いた「スクリーンリーダー」の性能が、仕事の限界値を決めてしまうということです。

いくらパソコンの操作ができても、読み上げてくれなければ仕事にはなりません。

そういう意味で、仕事をする際に、スクリーンリーダーの選定はとても重要になります。

ラビットの販売などの購買を管理するシステムはPC-Talkerで動作するように作られています。

そのため、このシステム内で仕事をするには、PC-Talkerで十分です。

しかし、クラウドサービスやスプレッドシートなど様々なサービスに対応しようとすると、PC-TalkerやNetReaderでは限界があります。

つまり、パソコンができるかどうかではなく、私たち視覚障害者の仕事は、スクリーンリーダーの限界が自分の仕事の限界を作ってしまうということを理解することが重要です。



 
 

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