雨の日の移動と音の重要性
- Akihiro Arakawa
- 4月30日
- 読了時間: 3分
今週の初め、私の住んでいる沼袋では朝から大雨でした。いつものようにジジくんにカッパを着せ、傘をさして家を出発しました。もうカッパを着たからといってジジくんは道を間違えたりはしなくなったので、そういう意味では安心です。
しかし、歩いていても激しい雨で、周りの状況があまりよくわかりません。でも、朝は基本的には車が通らないのでとても安全です。駅に近づいても踏切の音は聞こえませんが、踏切は鳴っていないこともあるので耳の情報としてはあまり役立ちません。それでも車に出会うこともなく、無事に駅に到着しました。
ところが、ホームに上がってびっくりしました。現在、沼袋駅は工事中のためか、ホームの屋根に当たる雨音で周りの音がほとんど聞こえません。幸い通過列車は真ん中の線路を走るため、目の前に来た電車に乗れば大丈夫です。しかし、反対側のホームのアナウンスや、こちら側のホームのアナウンスもほとんど聞こえませんでした。思わず駅員さんに「乗る時だけ声をかけてください」と頼もうかと思ったほどです。幸い沼袋駅はいつも通過待ちがあり、電車が止まってから2分ほど停車するので、慌てず乗れば大丈夫です。とにかく早く動きすぎないように気をつけようと思い、無事に電車に乗ることができました。
雨の日に傘に当たる音や、ホームの屋根に当たる雨音は、耳を頼りに歩いている視覚障害者にとっては本当に厄介なものです。そこで「雨音を静かにしてくれる傘」というキーワードでネット検索してみると、なんと世の中には存在しているではありませんか。
でも、その価格を見てびっくり。すぐにでも買いたいと思いましたが、少し躊躇してしまいました。なぜ躊躇するのか自分の中で考えてみると、傘はどうしても消耗品というイメージがあるからだと思います。傘を差して歩くと柱にぶつかって骨を折ったり、どこかに忘れてしまったり、人に間違えて持っていかれたり。私自身、一本の傘を長く使うということがあまりできません。持って一年くらいでしょうか。その度に買い替えるとなると、この価格はどうかなと考えてしまいました。
しかし、一人で歩くときには安全第一です。傘の値段で人の命は買えませんからね。最後にURLを貼り付けておきますので、皆さんもよかったらぜひホームページを見てみてください。
振り返ってみると、安全のための投資を「消耗品だから」と迷ってしまう自分に気づきました。RivoやHable Oneのように、生活を豊かにし安全を守ってくれる道具の価値を、もっとフラットに判断できるようになりたいものです。
人生は一度きりなのですからね。
