視覚障害者センターから東大へ!ジジくんとの大冒険
- Akihiro Arakawa
- 3月27日
- 読了時間: 5分
今日は5時半に目が覚めました。このところ寝坊が多いので、Googleで目覚ましをかけ、無事に起きることができました。実際には目覚ましより前に起きてしまい、セットしたのをすっかり忘れていたのですが、起きて2、3分でアラームが鳴ったので、ちょうどいいタイミングでした。
午前中は事務所で仕事をこなし、いよいよお出かけです。まずはジジくんと若松河田の視覚障害者センターへ向かいました。このルートはジジくんもばっちりです。高田馬場から西武新宿に出て、そこから大江戸線の新宿西口駅までの移動はもう完璧。人が多くて歩きにくい場所もありましたが、落ち着いて無事にクリアできました。前回は若松河田駅に着いてからセンターまで少し迷いましたが、今回はスムーズに到着。日盲社協の評議員会も無事に終了しました。
そして若松河田から東大へ。今までは香織ちゃんと一緒だったので困ることはありませんでした。でも今日は私とジジくんだけ。
そのため午前中に「あいこサポート」に連絡し、東大への行き方を確認しておきました。大江戸線の本郷三丁目駅4番出口を出た後、どちらに向かえばいいのかを聞いたところ、改札を出たら北の方向へ行くようにとのこと。ただ、自分が思う4番出口と教わった場所が一致するか不安もありましたが、方角だけはしっかり頭に叩き込みました。
本郷三丁目駅に到着し、無事に改札を出ると、駅員さんが「どちらに行かれますか?」と声をかけてくれました。4番出口に行きたいと伝えると丁寧に教えてくださり、そちらへ向かいました。しかし、構内が非常に広く、左の方へ歩いても階段がよくわかりません。迷いながらなんとか階段らしき場所にたどり着くと、別の方が「どこに行きますか?」と声をかけてくれました。「4番出口へ」と伝えると、「ここは4番かな? 5番かな?」と言いながら確認してくださり、「4番だね、私もこっちに行くから一緒に行きましょう」と同行してくれて非常に助かりました。見えている方にとって、普段使う出口の番号は意外と意識しないものなのですね。
地上に出てからは、教えてもらった「北」の方角を確認するためにiPhoneのコンパスアプリを起動しました。チェックすると西を向いていたので、北は右。でも直感と少し違うな……と思っていると、先ほどの方がまた「どちらに行くんですか?」と尋ねてくれました。「東大の方へ行きたい」と言うと、「右ですよ」と教えてくれました。これはラッキー!と右へ歩き出すと、さらに「東大はこっちですよ」と導いてくれました。私は正門に行きたかったので、お礼を伝えてその方と別れました。
あとは道なりに歩くと行き止まりになり、左に曲がると大通りに出ました。きっとこれが本郷通りだと思います。ここを右に進み、右手に東大を見ながら正門を目指します。
正門の近くにはローソンがあると聞いていたので、ここでアプリ「ブラインドスクエア」を起動。読み上げをオンにして歩き出すと、近くの店舗情報を教えてくれます。しばらく行くと「赤門」や色々な店名を喋ってくれます。バス停も通過。「よし、この調子なら正門も教えてくれるだろう」と、ジジくんと元気に歩きました。
すると「正門のファミリーマート店」というアナウンス。いい感じです。そして目的のローソンが出てきました。「ということは、この近くだな」と思いつつ歩いていると、右側がパッと開けた場所に出ました。「ここが正門なんだな」と思いましたが、念のため通りかかった人に「東大正門はここですか?」と聞くと「そうです」との答え。ジジくんと私だけで、無事に目的地に到着できました!
待ち合わせ場所でメールチェックなどの仕事をしながら待っていると、お相手に声をかけられ、ようやく一安心。東大での仕事内容は秘密事項もあるのでここでは書きませんが、帰りも駅の近くまで送ってもらいました。
帰路もブラインドスクエアを頼りに歩き始めます。ジジくんは自信を持って進み、路地を左に入るポイントもクリア。大江戸線の駅に近づくと夕方5時過ぎで人が増えていましたが、周囲の方に確認しながらホームへ。駅員さんも声をかけてくださり、希望の7番ドアまで案内してくれました。
新宿西口駅での西武新宿線への乗り換えも、混雑していましたが無事にクリア。西武新宿駅では以前3番ホームに行きましたが、ジジくんもなれたのか「1番ホームだよね」と意識してくれたようで、うまく人を避けながら移動し、安全に電車に乗ることができました。
今日は外出がダブルヘッダーで少し心配でした。特に東大は一人で行ったことがない場所でしたが、意外なほどスムーズに運んでよかったです。「あいこサポート」で事前に情報を得ていたことや、「わからなくなったらまた連絡しよう」と気楽に構えていたのが成功の理由かもしれません。
でも、やはり一番の支えは、道を尋ねた時に気持ちよく案内してくれる周りの方々です。皆さんがいてくれるから、安心して歩くことができます。いつも丁寧に道を教えてくださる皆様、本当にありがとうございます。
今日はジジくんの頼もしさを改めて実感した一日でした。慣れない場所でも、私の不安を察してか、いつも以上に集中して歩いてくれているのがハーネス越しに伝わってきます。
こうした小さな冒険の積み重ねが、私たち一人と一頭の絆をさらに強くしてくれるのかもしれません。
明日も外出。ジジくんよろしくお願いします。
