top of page

名古屋に移動

執筆者の写真: Akihiro ArakawaAkihiro Arakawa

明日から用事があるため、今日は名古屋に移動しました。

私と、香織ちゃんと、かずくんの3人。

そしてカラちゃんです。

荷物は大きなスーツケース。

私が左手でカラちゃんのハーネスを持って歩き、右手にスーツケースを引いて歩きます。

(雨が降って居たら大変です)

階段や段差はそれなりに力があるので、片手でスーツケースを持ち上げ移動します。

時々そのようにして私が歩いていると「持ちましょうか?」と声をかけてくれます。

いつも丁重にお断りをしています。

理由は2つ。

1つ目は自分で持つことができるから。

結構、力ありますよ、私。

もう1つは、もしそのまま持ち逃げされても、私にはどうすることもできないからです。

人を悪くは解釈したくはありませんが、自分の身を守るのは自分の責任です。

ちなみに海外用のスーツケースを持ち歩くときには、片手ではできません。

階段はカラちゃんの手を離し、1人で両手でスーツケースを持ち歩いて行きます。

そして無事に東京駅に到着。

私1人の時には、適当に歩きますが、私とカラちゃんで歩いて、迷子になると香織ちゃんに迷惑をかけてしまいます。

そこで、香織ちゃんにカラちゃんを頼み、私は香織ちゃんの手引きでスーツケースを引いて歩きます。

人通りが少ないところでは、かずくんにスーツケースを持ってもらいますが、点字ブロックがあるとスーツケースのコントロールが難しいようです。

そして、新幹線へ。

車内販売がないため、昼食を買い、お土産を買うともう荷物で手が塞がり大変。

香織ちゃんの好きなコーヒーを買うことはできませんでした。

そして無事に名古屋に到着してホテルへチェックイン。

まだ時間が早いので、ホテルの部屋には入ることができません。

香織ちゃんと子供は、近くに遊びに行くということで、ホテルの人に、「部屋に入れるようになったら私を案内してあげてほしい」と頼むと、「目を見えない人をホテルの部屋に置いていくの?」とちょっと驚いた様子だったそうです。

たしかに知らないと心配になりますね。

でもすぐに部屋に入れるようにしてくれたので、香織ちゃんの案内で私は無事に部屋に到着しました。

夕方になるとだんだん部屋が寒くなり、エアコンを入れたいと思うようになりました。

でも、何となくフロントに電話をしてエアコンを入れてほしいと頼むのに気が引けたのと、考えたらフロントの番号を聞くことも忘れていました。

香織ちゃんが部屋に戻ってきたときはちょっと安心しました。


 

最新記事

すべて表示

目が見えない人は1人で歩いてはいけないの!

「障害者差別解消法」ができたことにより、「合理的配慮」という言葉をよく耳にするようになりました。 実際に盲導犬と行動していると、受け入れ拒否よりも、「初めてです」と喜んでくれる宿泊先もあります。 そういう意味では、ずいぶん視覚障害者にとっても行動しやすい社会になったと思いま...

私にとっての盲導犬の意義

今日は私にとっての盲導犬の意義について書いてみます。 あくまでも個人的な考え方なのでご了承ください。 まず、盲導犬にできること。 障害物を避けて歩く。 左の交差点で止まる。 上りや下りの段差で止まってくれる。 階段やエスカレーターを探すことができる。(近くにある場合)...

bottom of page