仕事の強み
- Akihiro Arakawa
- 3月19日
- 読了時間: 2分
みなさんは自分自身の仕事の強みを知っていますか?
視覚障害者は1990年代からパソコンを使って文字を書いたり、データの整理をしたりすることができるようになりました。
その当時はまだ一般の人はパソコンは使わず、ワープロ専用機を使っていました。
Windowsが普及して、ワープロ専用機からパソコンへと移行していきましたが、パソコンを使って文章を書いたり編集できる人は、それほど多くはありませんでした。
それに対して、視覚障害者が事務職などで就職した場合、パソコンを使う事ができるわけですから、「パソコンを使えること」これが視覚障害者の仕事の武器の一つになっていたと思います。
さて、現在はどうでしょうか?
視覚障害者がパソコンを使う事、スマホを使う事は武器になっているでしょうか?
答えはもちろん「いいえ」ですね。
世の中当たり前になり、パソコンやスマホを使えることは武器にはなりません。
視覚障害者がパソコンなどを使っていて「すごいね」と言われたとします。
25年前の「すごいね」は尊敬の意味も含んだ「すごいねえ」でしたが、今の「すごいねえ」は、「見えないのにすごいねえ」であり、こんな表現をすると誤解を受けますが、わかりやすくいうと「ばかにされている」ともいえます。
「仕事の武器」は誰もが意識する重要なことだと思います。
見える見えないは関係ありません。つまり仕事における「自分の長所」を知るということですので、誰もが意識するのは当たり前のことです。
ぜひ「仕事の武器」を考えてみてください。