私は
弱視の奥さんの香織ちゃん、
健常者の小学校3年生のかずくん、
義理の両親と見える人たちに囲まれて今は生活をしています。
そのため、あまり困ることがありません。
買い物も一人で行くことがないような生活をしています。
ところが、義理の両親は昨日から一泊で旅行に。
かずくんは風邪で学校を休み、
そして香織ちゃんも木曜日から体調がよくなく、寝てばかりいます。
今日の夕方、夕食をどうしようかということになりました。香織ちゃんは買い物に行けるような状態ではありません。
かずくんは元気なのですが、少し熱があるのに、外には出したくありません。
両親の帰宅時間をそれとなく電話をして確認すると20時前後とのこと。
これは私が買い物に行くしかないと、心を決めて、カラちゃんと出発しました。
セブンイレブンの位置はなんとなくわかるのですが、裏道から入る方法がわかりません。
道を歩きながらカラちゃんに左の段を上るように指示をするとそれなりに行ってくれます。
私が行きたいところは3段登るのに2段しか段差がなく、なかなかわかりません。
ちょうど通りかかった人がいたので聞いてみると、まだもう少し先とのこと。
教えてもらい無事にセブンイレブンに到着しました。
店の人は親切で、サラダの種類や惣菜が何がるかなど丁寧に教えてくればので、無事に買い物は終了。
帰り道はカラちゃんと安心して迷うことなく無事に帰宅できました。
それから夕飯の準備をしたり、からちゃんのご飯をあげたりして、私が食べようとすると、買ったはずのナナチキなどが入っていません。
これはもう一度行くしかありません。
カラちゃんもご飯を食べてくつろいでしまったので、私は白杖でセブンイレブンに向かいました。
行きにカラちゃんと迷ったおかげで3段の上がり段も無事に見つけることができ、セブンイレブンに到着。
お店の方でも入れなかったのを待っていたみたいですぐに準備をしてくれました。
そして、白杖で家へ向かいます。
私の家の手前は、現在建て替えの工事をしています。そのため、右を辿ると砂利などがあり、その次が私の家です。
しかし、その砂利がありません。
コンクリートの壁になっているではないですか?
その先を右に入ると、なんとなく自分の家ではないような感じがしてしまいます。
もう一度道路に出て、ゴミ捨て場のあたりまで行って自宅を目指します。
左の歩くポイントから右に渡り、杖で確認すると砂利ではなくやはりコンクリートの塀があります。
これは私が知らない間に工事が行われたのだという結論になり、思い切り家だと思われるところに入り、無事に自宅に到着。
家ではいつまでも私が帰ってこないので、心配していたようでした。
見えないとこんな些細なことでも困ってしまいます。
セブンイレブンを探すのには、ある程度場所もわかっているので、ナビのアプリを使う方法もあったかもしれません。
片道6分のセブンイレブンですが、2往復すると見えない私にはいろいろな面白いことが起きるのだなあとちょっと自分自身に驚いてしまいました。